新型コロナウイルス感染症5類移行後のお願い
GW明けからコロナウイルス感染症が5類へ移行します。
皆さんにとって重要なことはコロナになった時に仕事を休むべきか、マスクはどうするのか?といったことかと思います。新しい政府の指針では発症後翌日から5日間の休養が望ましいが、実際に仕事を休むべきかどうかは個々の事業所判断とするといったもので、これはインフルエンザ感染症とほぼ同等の扱いになったと言えると思います。(賛否あると思います)また、マスクはTPOに合わせて個人の判断に委ねるということになりました。
私自身、プライベートのときはマスクをつけてはいません。やはりマスクを外して会話をすると表情がとてもよく分かりますし、実際会話も盛り上がるように思います。ただ、自身のクリニックでは私を含め職員はマスクを着用し、受診される患者さんにもマスク着用をお願いしております。一見、矛盾するように思えますが、医療機関は高齢者や基礎疾患を有する方も多く、健常人にとってはただの風邪でも、こじれて肺炎になったりすることもあります。
また、我々医療者がコロナにかかると受診者にうつす可能性もありますし、最悪の場合、休診しなければいけなくなります。地域の医療インフラを守るという観点から皆さんにご理解いただきたいと思います。
コロナ前に戻ればOK、そんな風にお考えの方も多いように思います。むしろ3年を経て、社会の一員として私たちに何ができるかを問われた時間であったと思います。単に過去に戻るのではなく、一社会人として何が適切かを皆さんと一緒に考えていければと思います。
中目黒診療所 内科・循環器内科
院長 西原崇創