2024年03月11日 診療内容について

超音波検査(エコー)の検査項目が拡充されます

超音波検査は簡便かつ非侵襲的(身体的負担が非常に少ない)で非常に多くの情報を得ることができる検査です。当院では2024年4月から株式会社PDSと提携し、様々なニーズに対応できる体制を整えることができました。

2024年4月より頸動脈、甲状腺、心臓、腹部、下肢動静脈など広く対応可能になります。

✓頸動脈(検査時間:15分)
・動脈硬化の程度を簡便に評価することが可能です
・動脈硬化(プラーク)があると、脳卒中や心筋梗塞などの危険性が高まります
・血液検査とともに定期的な診療補助に使われます
脂質異常症(コレステロールや中性脂肪が高い)、高血圧、糖尿病の方は必須の検査です
・頸動脈狭窄が高度な場合、狭窄そのものへ治療が必要となる場合もあります

✓甲状腺(検査時間:15分)
・腫瘍やのう胞(水の袋)の有無
・大きさや形態を評価し、バセドウ病(甲状腺機能亢進症)などの診断補助に使われます
・良性腫瘍を含めると甲状腺腫瘍は比較的高頻度に見つかるとされています

✓心臓(検査時間:30分)
・心雑音、心肥大、心拡大、心不全など、心疾患が疑われる場合、必ず行われます
・心雑音は弁の状態が悪い場合に生じる病気です(心臓弁膜症)
・心肥大や心拡大は高血圧、心筋症(心臓の筋肉そのものの異常)などの可能性があります
・心不全はさまざまな原因で全身に十分血液を循環させることができない状態です
・一部不整脈の方も心臓に問題がないか、検査が必要な場合があります
心臓の病気を疑った場合、必須の検査になります

✓腹部(検査時間:15分)
・肝臓は脂肪肝、血管腫、肝臓がんなどの病気があり、超音波が最も得意とする臓器です
・胆のうは胆石、胆のうポリープ、胆のうがんなどの評価が可能です
・膵臓は膵のう胞、膵臓腫瘍の評価が可能です
・腎臓は腎結石、腎のう胞、腎腫瘍、腎血管血流の評価が可能です
・膀胱/前立腺は膀胱内腫瘍や前立腺肥大の有無の評価が可能です
*腹部超音波検査をしっかり評価するためには6時間前からの絶食が必要です

✓下肢動脈(検査時間:15分)
・歩いてしばらくすると足が痛くなる(間欠性跛行)場合、足の血流評価が必要です
・下肢血管の中でどの場所で動脈硬化が強いのか、狭い部分などの評価が可能です

✓下肢静脈(検査時間:15分)
・深部静脈血栓症の診断に有効です 以下の場合、特に検査を考慮します
・下肢浮腫があり、エコノミークラス症候群などの血栓症が疑われる場合
・ピル内服中の下肢痛など、血栓症が疑われる場合

検査日程には限りがありますが、詳細やご希望はお気軽にお尋ねください。

 

中目黒診療所 内科・循環器内科
院長 西原崇創

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