日本不整脈心電学会に参加してまいりました

先日、臨時休診とさせていただき、札幌で開催された日本不整脈心電学会に参加して参りました。私自身、不整脈専門医であることから自身の知識のアップデートをさせていただきました。

札幌は以前に月数回、３年ほど伺っていたことがあるので、とても馴染みがあります。
当時を思い出しながら前向きな気持ちで参加することできました。この時期の札幌は東京と違い、道端にはラベンダーが咲き、朝晩は涼しくとても過ごしやすいです。

不整脈領域では昨今、AIやスマートデバイスの活用が徐々に広がってきています。アップルウオッチなどの活用やその他のスマートデバイスをどのように臨床に活用するか、そしてその課題などが議論されています。AIは心電図判読や、心疾患予測などに応用されつつあり、今後の発展が期待されます。特に非専門医やへき地や健診などに従事する医療者にとってAIの活用は非常に重要になってくると思います。また、既存の薬物療法とカテーテル治療などの進歩に伴い、積極的治療の適応も徐々に変わってきており、その微妙な肌感を感じ取ることができました。最新型のペースメーカーについての情報も得られ、不整脈治療の『これから』の一端を得ることができました。

中目黒診療所は開業して１年ほど経ちますが、おかげさまでとても高い評価をいただいています。その高い評価を継続できるように最新の正しい知見を皆様に分かりやすく還元していきたいと思っております。

中目黒診療所　内科・循環器内科
院長　西原崇創