離島へき地への診療支援も行っています
私自身10年来、奄美群島にある徳之島へ診療支援に行っています。徳之島は人口2万人ほどの島ですが、専門的治療の多くは本土や沖縄へ行って受けなければいけない状況にあります。高齢者が多いので、循環器科の専門外来は毎回予約がいっぱいになります。
(宮上病院https://www.miyagami-hospital.com/)
長く通っていると、様々な人とのつながりができます。そこで知り合えた先生方と月に1度、ネットを介して勉強会を行っています。循環器全般、高血圧や心不全、狭心症や心筋梗塞症、不整脈や弁膜症など多岐にわたります。都市部とは異なり、地域の特性や患者さんの価値観を大切にしながら最適解を探していきます。もちろん、循環器以外にも最近ではコロナ診療についても意見交換を行います。時には家族や自身のことなど雑談も。
私にはとても貴重で楽しい時間です。
自身の経験や知識を生かして離島へき地の先生方をサポートできることに医師としてのやりがいを感じています。このような都市部とへき地を結ぶ試みが様々なところで広がってほしいと感じています。
中目黒診療所 内科・循環器内科
院長 西原崇創