不整脈について、本を出版いたしました
循環器診療は最近10年で診断、治療を含め大変進歩しました。その中でも不整脈は診断、薬物治療、カテーテルおよびデバイス治療などを含め最も変化し、進歩した領域かもしれません。
短期間での極端な進歩は専門医にとっては興味ややる気の対象になりますし、患者さんにとっては最新の治療を享受できます。ただ、一方で一般医にとってはさらに難解なものとなり専門医でなければ難しいことが増えてしまいます。このようなことは医療全般からすると決して好ましいことではないと思っています。
今回、出版された“Hospitalist”は不整脈をもう一度勉強したい医療者に向けたものになります。質の高いエビデンスを網羅し、筆者の実経験とを融合した非常に読み応えのある内容になっています。東京ベイ浦安市川医療センターの平岡先生、牧原先生にお声がけいただき、私も編集者として参画いたしました。この本は医療者向けになりますが、不整脈の奥深さを知っていただけるきっかけになればと思っております。もし、機会があれば、是非お手に取ってご覧になってみてください。
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中目黒診療所 内科・循環器内科
院長 西原崇創