2024年09月06日 からだの情報

新しい高血圧ガイドラインを深読みします

先日、ロンドンで欧州心臓病学会会議(ESC2024)が行われ、その中で新たな高血圧治療に関するガイドラインが発表されました。高血圧というと、基準値や降圧治療後の目標血圧などが注目されがちですが、最も重要なポイントは『血圧値やや高め(elevated BP)』の時からしっかりとした介入が求められていることです。特に、心血管病の既往がある場合、糖尿病や高血圧によると思われる臓器障害がある場合、腎臓病を持っている場合にはより積極的な介入が必要とされています。

最近では医療全体、特に循環器領域ではより早期に介入するということがトレンドになってきています。これには病気になるとコストがかかり、社会的な負荷がかかるといった大きな理由もありますが、個々人の健康寿命の延伸そのものが社会にとって重要であるというメッセージが含まれています。

日本のシステムの中で、我々にできることがあるとすれば、それは健康診断や人間ドックの結果を十分に活かすことです。内服が必要な状態になる前に生活習慣のわずかな修正でその後の問題を回避できるのであれば、素晴らしいことだと思います。中目黒診療所では普段の食事、運動、睡眠などの生活習慣を十分にヒアリングして、健診結果と合わせ、個々人に沿ったアドバイスをしています。

よりよい生活習慣とは何か?
健診結果の内容を細かく知りたい
健診結果を普段の生活に活かしたい
など、ございましたら、是非ご相談ください。

 

中目黒診療所 内科・循環器内科
院長 西原崇創

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