2026年01月16日 からだの情報

コーヒーは心房細動を予防する?

年始一本目のからだの情報は私の大好きなコーヒーに関する情報から始めたいと思います。
以前にもコーヒーがもたらす健康への効果を書かせていただきましたが、今回は不整脈。特に心房細動に関するものです。

コーヒーというと、カフェインをすぐに思い浮かべると思います。今までカフェインは動悸や不整脈の原因になるとされてきました。しかし、今回ご紹介する研究はそれに全く反するもので、むしろ不整脈(心房細動)の発症予防の可能性を示唆するものでした。

コーヒーを日常的に飲んでいる持続性心房細動(すでに一定期間心房細動が続いているものという意味)の方200人を対象に電気的除細動(電気ショック)を行い、洞調律(本来の心拍)へ戻したのち、コーヒーを日常的に飲む群(7杯/週)と、飲むのを中断した群に分け、その後の心房細動再発率を比較しました。結果は驚くべきことに、コーヒーを日常的に飲む群の方が心房細動や心房粗動の再発率が39%低いというものでした。

コーヒーには生体へ作用する様々な物質が含まれていることが分かっており、その代表がカフェインです。カフェインには自律神経への作用や不整脈発症に関係する細胞への関与など、複数の可能性が考えられています。

今回の研究はすでに心房細動が認められている方に対する研究で、未発症の方の純粋な予防効果を検討したものではありませんが、少なくともコーヒーを日常的に飲むことのデメリットはないということまでは言えそうです。これでまたコーヒーがいかに健康に良いか、ということが一つ証明されました。飲みすぎは良くないと思われますが、過去の報告からみて、ほどほど(3杯/日程度まで)であれば、様々な恩恵を受けることができそうです。

過去のからだの情報のリンクも載せておきました。
是非、ご参考にされてください。

参照URL

Caffeinated Coffee Consumption or Abstinence to Reduce Atrial Fibrillation
The DECAF Randomized Clinical Trial
JAMA. 2025 Nov 9:e2521056.

過去のからだの情報

コーヒーは“からだに良い”飲み物なのか?
コーヒーで心疾患予防はできるのか?
コーヒーに認知症予防効果はあるのでしょうか?
コーヒーは糖尿病予防に有効か?
コーヒーをいつまでも楽しめるように・・・。

 

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